039_近所のお店で買い物をしよう
現地で長期滞在になれば、一人で買い物に行かなければならない場合もでてきます。普通の野菜や日用品ならば、大型スーパーに行かずとも、近所の商店で大体揃えることができるので、活用しない手はありません。
一人でも買い物ができるよう、よく使われる基本的なフレーズを覚えておきましょう。
このほかにも、リンゴ「苹果(píngguǒ)」、バナナ「香蕉(xiāngjiāo)」、白菜「白菜(báicài)」、しいたけ「香菇(xiānggū)」等の果物・野菜「水果・蔬菜(shuǐguǒ・shūcài)」の名称や、せっけん「香皂(xiāngzào)」、洗剤(洗濯用:洗衣粉(xǐyīfěn)、食器用:洗洁精(xǐjiéjīng))などの日用品の名称を事前におぼえておくと、いつでも思いついた時に買えるので便利です。頻繁に購入することになる電池「电池(diànchí)」は、規格の通称が日本と異なり、単三形は「五号(wǔhào)」、単四形は「七号(qīhào)」となるので、購入時には注意して下さい。
~を買いたいのですが。 …我想买~。(Wǒ xiǎng mǎi~.)
~はありますか? …有没有~?(You meiyou~?) ※有~吗?(Yǒu~ma?)でもよいです。
いくらですか? …多少钱?(duōshao qián?) ※一斤あたりいくらですか?“一斤多少钱?”(Yìjīn duōshao qián?)
等のように組み合わせて使うとより効果的です。「怎么卖?(Zěnme mài?)」という言い方もあり、意味は同じですが、量り売りではこちらがよく使われるようです。
(量を)少なく/多くして下さい。 …再少一点儿/多一点儿吧。(Zài shǎo yìdiǎnr/duō yìdiǎnr ba.)
高すぎます!安くして下さい。 …太贵了!便宜一点儿吧。(Tài guì le!Piányi yìdiǎnr ba.)
「一斤」とは、重さの単位で、500gに相当します。量り売りでは、通常一斤あたりの値段を基準としています。中国では、果物や野菜等は基本的に量り売りです。小さなお店であれば、お客さんの欲しい量を、店主がその場で袋詰めして量りにかけ、値段を計算します。近所の商店が法外な値段をつけることはあまりありませんので、そのまま購入しても特に問題は無いと思いますが、中国語の練習として、相手を怒らせない範囲で値引き交渉してみるのも面白いかもしれません。それがきっかけで店主と仲良くなれば、おまけが期待できますし、おしゃべり好きな店主なら、生の中国語を勉強する絶好の機会となるでしょう。
A:这苹果怎么卖?我要这些。
Zhè píngguǒ zěnme mài ?Wǒ yào zhèxiē.
このリンゴはいくらですか?これくらい欲しいのですが。
B:一斤六块三。一共有四斤,二十五块二。
Yìjīn liù kuài sān.Yígòng yǒu sìjīn,èrshiwǔ kuài èr.
一斤あたり6.3元です。全部で4斤ですので、25.2元になります。
A:那家店比这儿便宜五毛钱呢。能便宜点儿不?
Nà jiā diàn bǐ zhèr piányi wǔ máo qián ne.Néng piányi diǎnr bu?
あそこのお店はここより5角安かったですよ。ちょっと安くできませんか?
B:真拿你没办法。好,二十四块拿走吧!
Zhēn ná nǐ méi bànfǎ.Hǎo,èrshisì kuài názǒu ba!
仕方ないですね、いいですよ!24元にしましょう。
人民元の通貨単位「元」は、口語では「~块钱」または「~块」と言うのが一般的です。「元」の十分の一の単位「角(jiǎo)」は口語では「毛(máo)」となります。したがって、6.3元の場合は、正式には「六元三角」ですが、口語では「角」を省略して例文のように「六块三」となります。