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中国就職に興味はあるけど、具体的なイメージがつかめない。将来のキャリアがどうなるのか不安だ。生活で困ることはないだろうか。みなさんはそんな疑問や悩みを抱えていませんか? “私の履歴書 inChina” では、そんなあなたに今まさに中国で働いている人々の“生の声”をお届けします! このコラムに登場する様々な人々のリアルな中国物語を通してぜひ“中国で働く将来の自分”を見出してください。

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2014/12/15

上海 専門商社勤務 野崎さん

1980 年生まれ

2005年より化学系商社で営業担当として8年間勤務、
2013年に大阪府主催の中小企業グローバル人材育成事業に研修生として参加、
2014年3月より営業マネージャーとして現職の日系専門商社に勤務

野崎さんは、今年の3月から上海の日系専門商社で働いていらっしゃいます。
本日は、野崎さんの上海での仕事内容や中国での就職を決断した理由についてお伺いしたいと思います。

「緑とタイミング」

-なぜ上海での就職を決断されたのですか?-

もともと前職で商社に入った目的は、海外で働きたいという思いが強かったからです。しかし、商社と言っても前職では国内の仕事がメインで海外と関わる機会が限られていました。結局、海外で働きたいという思いが捨てきれず、8年間勤務した会社を辞めることを決意しました。退職後は、転職活動と同時に、中小企業診断士の資格を取ろうと予備校に通っていたのですが、ちょうどその予備校の壁に貼ってあった案内を見て大阪府の研修制度を知りました。この年齢でお金をもらいながら研修させてもらえる機会もそうないと感じ、プログラムの参加を決めました。「とにかく外に出てみよう。」そんな気持ちでしたね。
海外研修先は、いくつかの国があり、特に研修場所にこだわりはなかったのですが結局、前職で出張経験があったためか、上海での研修が決まりました。上海での営業研修で現職の日系専門商社を訪問した際に、たまたま上海出身の総経理の方より日本人の営業を募集していることを聞きました。条件は「商社で5年程度の業務経験のある方。」それで「野崎さんどうですか?」という話になった。当初は、上海で研修もしたし、国内で生活を安定させて出張ベースで海外とのかかわりを持つのもいいかなとも感じていたのですが、総経理に「駐在員でいいですので、いかがですか。」と言われたこと、また、日本でお世話になった紹介会社の方から「縁とタイミングが大切。」と聞いてそれもそうだと思い決めました。行き当たりばったりかもしれないけど、仕事選びは、縁とかタイミングがあるのではないかと感じています。

「自分から打って出る」

-上海での仕事内容について教えてください-

主に日本向けに中国メーカーから仕入れた建築資材を輸出しています。本企業の親会社は建築関連の事業を行っており、その建築資材を日本へ輸出しています。中国には価格の上でメリットのある建材メーカーがまだまだたくさんあり、その開拓が一番の仕事になります。また、現職の会社は、今年で設立して13年目の会社になりますが、これまでは、日本のグループ会社向けの調達機能としての役割が主でした。しかし、今後は、日本のグループ会社向けの事業はもちろん、より商社機能を高めて日系、中国系、欧米系を問わず、お客さんを増やしていかなければなりません。今は、会社が変わる過渡期にあると考えています。そのため、異業種交流会や、日本人のサークル等に積極的に顔を出して人脈作りをしています。情報を集めてビジネスチャンスにつなげられるよう動いています。これは上海だからこそできるやり方なのではと思います。この間も日系大手企業の日本人営業の方が飛び込み営業に来られました。日本ではあまりないことだと思います。上海では日本人会も多く、様々な業種の方と知り合いになれる機会が多いです。その機会を活かして人脈を作り、情報を得てビジネスにつなげる。ここは自分から打って出ていく市場であると感じていて、私自身、もともとそうゆうのが好きなんですよね。

★野崎さんが代表のサークル「上海武闘会」プライベートも充実されています。